【日本酒初心者も必見!】味わいを表現してみよう!
こんにちは!酛のおともスタッフ 川名です(^^)/
前回、日本酒とお料理の簡単なペアリングの仕方をご紹介しましたが、
お酒のイメージを言語化するのって中々難しいですよね。
ですので、今回はワインソムリエやSAKE DIPLOMA(日本酒のソムリエ)の知識などをもとに、テイスティングと簡単な表現の仕方をお教えいたします!
※※味わいや香りは、その方の感知力や食べてきたもの、好きな食べ物など、人それぞれ感じ方が違いますので、あくまでも自分なりの表現として考えて下さいね。友達と一緒に飲んで、意見を交換するのも新たな発見があって楽しいですよ※※
それではいってみましょー!
①まず、飲み比べてみる
飲み慣れている方は良いのですが、1種類のお酒だけでは他と比較できない為、表現するのが難しいです。まずは2種類のお酒を用意して飲んでみましょう。
よりお酒の味わいや香りを分析してみたい方はワイングラスがおすすめですが、おちょこでも切子グラスでもなんでも大丈夫です。
※グラスや器毎の味わいの違いなどは、また今度ご紹介します(^_-)-☆
②一口含んで、香りを探る
★果実・お花系などの香り★
【代表例】
果実系:リンゴ・イチゴ・サクランボ・白桃・ライム・グレープフルーツ・洋梨・マスカット・メロン・バナナ・パイナップル・マンゴーetc...
お花系:桜・梅の花・アカシアetc...
※上記の香り系は生酒などフレッシュなお酒や、純米大吟醸、純米吟醸などで感じやすいです!
★香草・根菜・木系などの香り★
【代表例】
ハーブ、タイム、大根、ごぼう、青竹、カエデ、ヒノキetc...
※火入れのお酒や本醸造、常温で置かれている純米酒などで感じやすいですよ。
★穀物・ナッツ・ミルク・スパイス系の香り★
【代表例】
麦、お餅、豆腐、栗、落花生、バター、カスタードクリーム、シナモン、バニラ、カラメル、チョコレートetc...
※山廃、生酛、熟成酒などでイメージしやすいです。常温~お燗酒に向いているお酒が多めです!
香りを感じることが出来たら、まずはメモに取ってみましょうφ(・д・)メモメモ...
③口に少量のお酒を含んで、味わいを探してみます
甘味・酸味・苦味・旨味の強弱を見てみましょう。
※この強弱は比較対象が無いと難しいです(>_<) 慣れてきたら自分なりの真ん中にあたるお酒をイメージして、そのお酒と比較してみましょう。
5段階評価にしてみると、後で読み返したときにイメージしやすいですよ!
控えめな、弱めの、小ぶりの、しっかりとした、強めの、スッキリとした、落ち着いた、溌溂とした、枯れた、熟成感のある、などなど様々な表現の仕方がありますので、自分なりの表現を探してみましょう!
④どのくらい味わいが続くか計ってみましょう
例えば「辛口」と書かれているお酒などはあまり余韻が残りません→キレが良く、お料理の油(脂)を流してくれます。
味わいが長く続くお酒などは余韻が長い→お料理とお酒のペアリングがあっていた場合、シンクロした心地よい味わいの余韻が続きます
それでは、以上の4点をふまえて酒のはじめ屋で販売している、
分福 純米吟醸 5年熟成を表現してみます。
酛のおとも ・酒のはじめ屋 | 【分福酒造】分福 純米吟醸 生原酒氷温5年貯蔵 | 日本酒専門店「酛」のおつまみ販売 | 群馬県館林市 | 熟成酒 (motonootomo.shop)
カカオやビターチョコレート、シナモンの様な香り。
口に含むと、熟成感のある甘みと枯れた印象の酸味が広がり、しっかりとした旨味と落ち着いた苦みの余韻が長く続きます。
こんな感じの表現になりました。 ※あくまでも筆者の感想です(;´・ω・)
ここまでご紹介してきましたが、これはあくまでも他者に伝わりやすいように考えてみた表現です。
表現の仕方に正解はありません!
漫画「神のしずく」のように、ドラマを描きながら表現してももちろん大丈夫(^^♪
難しく考えすぎずに、感性のままに日本酒を楽しんで言葉にしてみてはいかがでしょうか?
それではまた次回~!
酛のおともスタッフ 川名(SAKE DIPLOMA & ワインソムリエ)